文久元年(1861年)に創業以降、守り継がれてきた伝統。
平宗の歴史は、柿の葉ずしと重ねてきたといっても過言ではありません。柿の葉に優しく包まれた一個一個が、ひたすらに美味を追求して積み重ねた先逹の苦心であり、百数十年の結晶なのです。
守り継がれてきた味。旨さを熟成させる時間。
奈良を代表する郷土料理として、また関西を代表する押し寿司として、大切な方への贈り物に最適です。
平宗は江戸時代末期、文久元年(1861年)
奈良は吉野上市村にて、すし・川魚・乾物の製造販売を始めました。
今から遡ること160余年、ちょうど坂本龍馬ら幕末の志士たちが活躍していた時代です。上市は室町時代から商業地として栄えたところ。伊勢街道筋にあり、山上詣・高野詣・伊勢詣の拠点であり、吉野川筋の奥の山里を商圏とした市場町・街道町でした。また日本三大美林の一つに数えられる吉野杉の集積地として材木市がたち、多くの買い付け人で賑わいました。明治に入ると平宗は料理旅館を営み、鮎料理・山菜料理などを提供するようになり、その一品として江戸時代中頃より夏祭りのご馳走として吉野の家庭で作られていた柿の葉ずしを遠来のお客様に振る舞いはじめます。
こうして、郷土の家庭料理であった柿の葉ずしが吉野の名物として商品化されていきます。
海の恵である魚、土地の恵であるお米、
それらを山の恵である柿の葉で包むことで
奈良の伝統的なご馳走である
柿の葉ずしは完成します。
酢屋を代表する存在であり宮内庁御用達にも選ばれた「マルカン酢」。350年を超える歴史を持つ味わい深い酢が、柿の葉ずしの美味しさを引き立てます。
豊かな自然に恵まれる奈良盆地で育まれたヒノヒカリ。先祖代々にわたって守り続けてきた田んぼには、清らかな山の水だけが注がれ、美味しいお米が収穫できます。
新鮮な国産真鯖、脂の乗った鮮やかな紅鮭に加え、選りすぐりの季節の魚を包みました。近年は魚以外にも、ローストビーフや鴨肉といった、今までにない変わり種にも挑戦し続けています。
柿の葉ずしは10℃から15℃前後の保管が最適です。おすしは生ものですので、お早めにお召し上がり下さいませ。
すぐにお召し上がりにならない場合は、涼しいお部屋か新聞紙やナイロン袋で密封して冷蔵庫の野菜室で保管下さいませ。
取り分けやすく、
お箸やお皿がなくても食べられる、
柿の葉ずしは保存性にも優れているので
贈り物に最適。
ふわりと香る上品な吉野赤杉の木箱は、
どんな方にも喜んでいただけます。
体に優しくて、どこか懐かしい味わいの「奈良のごっつお」を真心を込めてお届けします。
ぜひ様々なシーンに合わせてご注文ください。