REKISHI of 柿の葉ずし 総本家 平宗

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平宗は江戸時代末期、文久元年(1861年)奈良県吉野町上市ですし、川魚、乾物の製造販売業の営みを始めました。今から約150年前のことです。
その後吉野かわ沿いに料理旅館を始め、鮎料理、山菜料理等を供しておりました。その中で料理の一品として吉野地方の各家庭で作られた柿の葉ずしを遠来の客に提供することから広く全国に柿の葉ずしが知られるようになりました。明治時代のことです。
その後、吉野から奈良県全域へ、関西全域へと販路をひろげ全国におなじみさんも随分増えました。山里の先人達の知恵を受け継いだ私共の先代、育みと発展には感慨深いものがあります。
今では奈良県ばかりでなく、私の知っているだけでも、大阪、京都、熊本、松江、長野、金沢、東京、仙台にも柿の葉ずしを製造販売する業者が生まれています。
古いだけが値うちではないと思いますが、先人の知恵に負けない心づもりで「総本家」というおこがましい名称を冠せております。

昭和20〜30年台 吉野37.jpg昭和20〜30年台 吉野38.jpg

現在は吉野上市を本店とし、奈良店、西の京店、法隆寺店、朱雀店等を直営し、全国の駅構内や百貨店等にも出店しております。柿の葉ずしのみならず昔ながらの献上鮎ずし、平宗秘伝のタレを使った焼鮎ずし、独創的な万葉の色合いをこめた愛八師(はしきやし)等のおすしも喜ばれております。
また奈良店と吉野店では、鮎料理、おかいさん料理(茶粥)、懐石膳等も用意して、奈良町を散策される方や鮎釣りに来られる遠方の方の人気スポットにもなっています。

文久元年
(先代)平井宗八が大和国上市村(現 吉野町上市208)において、すし、川魚、乾物等の製造販売、平宗を創業
明治20年
料理旅館平宗を創業
明治44年
近鉄六田駅構内で駅弁を販売、駅前に店を開設
昭和23年
近鉄大和上市駅ヶ前に売店を開設
昭和28年
吉野町飯貝に平宗別館(料理旅館)を新築開業
昭和33年 3月
吉野郡吉野町上市208番地に資本金250万円をもって、株式会社平宗を設立(代表取締役に平井寿蔵が就任)
昭和43年10月
奈良市今御門町21に平宗奈良店を開業
昭和51年 5月
上市の平宗本店を吉野郡吉野町飯貝に移し別館と共に改築し平宗本店とする
昭和51年10月
平宗奈良店と平宗西大寺調理センターは資本金1,000万円をもって、奈良市今御門町30-1に株式会社柿の葉ずしを設立(代表取締役に平井直之が就任)
昭和52年 3月
奈良市二条町に平宗西大寺調理センターを開設
昭和58年 3月
西大寺調理センターを同敷地内西北に新築移転する
昭和61年10月
先代社長平井寿蔵死去にともない株式会社平宗代表取締役に平井直之が就任
昭和62年 3月
奈良市七条東町4-25に西の京店を新築開業する
平成9年7月
近鉄八木駅北口に大和八木店を開業する
平成10年11月
阪神大震災後の深刻な経済不況のもとではあるが西の京店に和食レストラン「倭膳たまゆら」を併設し開業する
平成14年10月
生駒郡斑鳩町法隆寺1丁目に法隆寺店を開業する
平成20年10月
奈良市三条大路5-1-38に朱雀門店を開業する
平成21年4月
天理市中町216に本社工場を新築移転する
平成21年9月
近鉄大和西大寺駅構内タイムズプレイスに西大寺店をリニューアルオープンする。